会社設立5周年を迎えて

2023.11.28

ご挨拶

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11月28日は弊社、株式会社ピュアテラックスの設立日であり、今年で5周年を迎えることとなりました。

気づけばもう5年、あっという間の5年でした。

会社存続率5年で15%という中、なんとか生かされているのも、様々なクライアントの皆様との出会いといつも私の足りないところ助けてくれるスタッフやパートナーの存在によるものだと思っています

特にコロナが明けてからはの近年は、仕事量や貢献領域が自分のキャパシティを超え始めてきており、さまざまな迷いもありましたが、より貢献できる範囲や規模を広げていくべく、向こう5年間を事業化に向けての5年間として位置付けることにしました。

これまでは自分が納得できる仕事をするために、自分が先頭に立ち切り盛りする渥美商店の形態で運営をしてきましたが、そこはもう満足というか、限界というか、卒業しようと思います。

自分が先頭に立ち続けることは今はできても10年後はそうはいかないことを明らかであり、また自分にできることの限界を突きつけられる毎日でもあり、自身のマネジメントのウエイトを高め、自分がいなくても回る会社として、次世代へと継承していける器を作っていきます。

正直に言えば、会社員の時に嫌というほど組織のしがらみや大変を感じていたので、設立当初より事業を広げる気など毛頭なく、自分のライフスタイルに合わせて好きな時に好きな仕事を好きなだけしてたらいいなと思っていました。ただ、やりたいことができるようになると今度はそこにだんだん飽きてしまい、そんな時はいつも決まって「本当にそれでいいの?」「チャレンジしないの?」と問いかけてくるもう一人の自分が出てきます。なので、自分のこれまでの枠を壊し、新しい自分を発見することへの好奇心に従う意味でも、次のステップに進むことにしました。

近年、組織マネジメントの課題は複雑性を増し、もはや対処療法では済まない、抜本的な変革を求められるケースが増えてきています。ジャニーズやビッグモーター、最近では宝塚の問題と、企業の不祥事が連日のように報道されていますが、これは、古いシステムが維持され、時代環境との乖離が激しくなったことで起こる症状の一つです。

システムは強固であり、中にいる人間はシステムに従順なければ生存できないめ、そこで得られる旨味が大きければ大きいほど、そこから逃れられずに、最終的には自分を精神的にも肉体的にも壊し、最後は悲鳴と共に組織は内部から崩壊する、という最悪の事態を招きます。

そして、そのシステムや構造の奥にあるのは、私たちの思考の枠組み、これが正しいと信じて疑わない信念です。信念が強ければ強いほどシステムは強固であり、それが事業を成長させるドライバーになりますが、その信念は固く強固な殻のようなものであるため、環境適応能力を持ちません。ここから、いかに私たちは自由になれるのか、自ら創り上げた殻を壊し、再構築し続けられるどうかが、人や組織の成長、ひいては社会の進化にとって大切なのだと思います。

私たちはそういった組織や人が変容せざるをえないタイミングでお声をかけていただくことが多く、見たくない現実を一緒に見に行くことで真実に迫り、そこから新たな可能性を共に見出していくことが役割であると感じています。

社名である“ピュアテラックス”は、純粋性を照らすという意味の造語であり、自分達の存在目的でもあります。

純粋性とは、感覚的なものなので言葉表現が難しいのですが、一見目には見えにくい、けれども誰の中にも確かに存在する命のエネルギーというか、命の衝動というか、透明度が高い動機のようなものです。

日本は先進国の中でも自殺率が高く、生きることが大変な国なのだと思います。そして、人は生きたいという命の衝動があるからこそ苦しいのだと思います。そういった中において、人が生きることに希望を見出せる社会であるためにも、私たちは、組織マネジメントやリーダーシップという文脈から、人々の純粋性に光を照らす存在として立ち続けていきたいと思います。

私たちが生きたいと思える様な社会を実践者としてつくっていく、そのためのパートナーとして、今後とも株式会社ピュアテラックスをどうぞよろしくお願いします。

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