『Tera×スク』オープンセミナー2025 第2回 成果は、関係性の“質”で決まる ―「心理的安全性」の本質と、組織が変わるための条件 ―

セミナー趣旨
■ “成果が出る組織”と“上手くいかない組織”の差は、どこにあるのか
現場では、日々多くの課題と向き合っています。
「人手不足でも、なんとか現場を回している」
「制度改定にも対応し、報酬も確保している」
「方針も打ち出しているし、職員の声も聞いているつもりだ」
──でも、それでも「組織としての成果が伸びない」。
こうした“停滞感”を感じていないでしょうか。
実は今、医療福祉の現場で求められているのは、制度や仕組みのテコ入れだけではありません。
「関係性の質」を整え直すことこそが、最大の成長ドライバーになりつつあります。
■ 「心理的安全性」の本質は、ぬるさではない
最近よく耳にする「心理的安全性」という言葉。
でも、そこには大きな誤解が潜んでいます。
「なんでも自由に言える、ゆるい職場にすればいい」
「仲良く雑談できればOK」
──それは違います。
本来の心理的安全性とは、
言いにくいことを、建設的に言える土壌
違いを前向きにぶつけ合える文化
役職に関係なく、提案・改善が歓迎される空気
つまり、「遠慮のない本音」と「敬意ある対話」が両立している状態です。
この“質の高い関係性”がない組織では、
・現場の問題が上がってこない
・課題が放置され、悪化する
・管理職が孤立し、背負い込み続ける
──そんな悪循環が生まれていきます。
■ 今、組織は「空気改革」のタイミングにきている
制度も、仕組みも、理念も整えてきた。
でも今、最後に問われるのは「空気の質」です。
現場の誰もが「言える」「考えられる」「動ける」空気を取り戻すこと。
それが、今後の組織の「再生力」を決めていきます。
今回のセミナーで、経営者・管理職の皆さんと一緒に、
「誰かを責めずに、空気を変える」視点を探っていきます。
■ 本セミナーで得られる視点
· 成果を出す組織に共通する「関係性の質」とは何か
· 「心理的安全性」を勘違いしないための理論的整理
· 医療福祉現場が“煮詰まる”構造的背景
· 管理職が“心理的安全性の土壌”を整える具体的なアプローチ
· 「空気を変える」組織マネジメントの新たな視点
■ セミナー目次(構成)
1. なぜ今「関係性の質」が成果を左右するのか
• 制度や仕組みを整えても動かなくなる背景
• 人間関係は悪くないのに停滞する理由
2.「心理的安全性」とは何か
• 成功循環モデルに学ぶ“関係性→成果”の連鎖
• 「ぬるい職場」と「安全な職場」の違い
3. 管理職が整える「心理的安全性の土壌」実践アプローチ
• 違いを理解し合い、相互理解を深めるための手法
• 管理職自身が「弱さ」を出せる勇気
日時
2025年7月30日(水)15:00~16:00
対象者
医療・福祉業界の
経営者/理事長/施設長/事業責任者/中間管理職クラスの方々
※同業者の受講はご遠慮いただいております。
受講方法
オンライン(Zoom開催)
※当日は、簡単なブレイクアウトセッション(ペアワーク)を予定しています。参加者1名様につき1台のパソコンでご参加されることをお勧めします。
受講料
無料
▼申し込みはこちらから▼
https://peatix.com/event/4466993/view
講師
渥美 崇史(あつみ たかし)
株式会社ピュアテラックス 代表取締役
静岡県浜松市生まれ、浜松市在住。
2003年大学卒業後、ヘルスケアに特化した経営コンサルティンググループ、株式会社日本経営に入社し、病院・福祉施設の人事コンサルティングを行う。
2010年から同社でのマネジメントスクールを新規に立ち上げる。
次世代の組織運営とリーダーのあるべき姿を模索する中で、「学習する組織」「U理論」「NVC」「ホールシステムアプローチ」など、人と組織の覚醒と進化を促すソーシャル・テクノロジーに出会い、自社の部署運営や同スクールでの実践を繰り返しながら延べ約30,000人以上のリーダーを支援する事業に成長させる。
シニアマネジャーを経て、13年間務めた同社を退社。
2018年、株式会社ピュアテラックスを設立する。
趣味は、マラソン、ピアノ、書道、キャンプ。座右の銘は「人事を尽くして天命を待つ」
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