『Tera×スク』オープンセミナー2025 第5回 未来を語る問いが、組織を動かす。 ―AI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)でつくる“共に描く事業計画”―

By

セミナー趣旨

激動する医療・福祉業界において、事業計画は「数字の管理表」ではなく、組織の未来を共に描くための羅針盤であるべきです。
しかし現実には、現場の納得や共感を得られず、計画が「絵に描いた餅」に終わってしまうことも少なくありません。

そこで本セミナーでは、世界の先進企業や教育機関で導入が進み、日本でも自治体・大手企業の組織変革に活用されてきた手法 「AI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)」 をご紹介します。

AIとは「アプリシエイティブ=価値を認める」「インクワイアリー=探求する」という意味を持ち、“問いと対話”を通じて、個人や組織の強み・価値を発見し、それを未来にどう生かすかを共に考えるプロセスです。

起源は1980年代、アメリカ・クリーブランドクリニックの調査にあります。従来の「問題の洗い出し」ではなく、組織が最高に機能していた時のストーリーを語り合い、共有するというアプローチを取ったところ、対話が次々と広がり、組織全体に「強みをどう発揮するか」の探求が連鎖的に生まれました。これが組織のパフォーマンス向上につながり、後にAI理論として体系化されました。

日本には2006年に紹介され、組織風土改革やマネジメント変革、市民を巻き込む自治体のまちづくりなどに活用されてきました。

本セミナーでは、このAIを病院・福祉施設の経営・マネジメントに応用し、

  • 職員一人ひとりの主体性を最大限に引き出すアプローチ
  • 強みや価値に基づいた“共創型の事業計画”の作り方
  • 計画を「現場が動く羅針盤」に変えていくための方法
    の具体的なプロセスを解説します。

単なる理論紹介ではなく、実践事例を通して、経営者・管理者が明日から使える方法をお伝えする内容です。

 

本セミナーで得られる視点

  • 事業計画を「数字管理」から「現場が動く羅針盤」へと変える発想転換
  • 職員が納得・共感し、自ら関わる“共創型事業計画”のつくり方
  • 成果主義の限界を超え、関係性・信頼性を基盤にした経営手法への理解
  • 医療・福祉の現場に即した、AI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)の具体的応用例
  • 心理的安全性やポジティブアプローチを活かした「人が育ち、組織が変わる仕組み」

 

■セミナー目次(構成)

1.なぜ今「共創型事業計画」が必要なのか

・数字管理型計画の限界と“絵に描いた餅”問題

2.AI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)とは何か

・AIの起源とクリーブランドクリニックの実践

3.AIが注目される背景と組織の成功循環モデル

・MIT「成功循環モデル」と社会関係資本(ソーシャルキャピタル)

4.AIと従来の戦略構築法の違い

・ギャップアプローチからポジティブアプローチへ

5.医療・福祉現場でのAI活用事例

・中小規模から大規模まで応用できるプロセス設計

※内容は予告なく変更する場合があります。

 

日時

2025年12月10日(水)15:00~16:00

 

受講方法

Zoomによるオンライン受講

 

受講料

無料

 

対象者

医療・福祉業界の
経営者/理事長/施設長/事業責任者/中間管理職クラスの方々

※同業者のご参加はご遠慮させていただきます。

 

受講方法

オンライン(Zoom開催)

※当日は、簡単なブレイクアウトセッション(グループワーク)を予定しています。参加者1名様につき1台のパソコンでご参加されることをお勧めします。

 

受講料

無料

▼申し込みはこちらから▼

https://peatix.com/event/4581736/view

 

 

講師

渥美 崇史(あつみ たかし)
株式会社ピュアテラックス 代表取締役

静岡県浜松市生まれ、浜松市在住。
2003年大学卒業後、ヘルスケアに特化した経営コンサルティンググループ、株式会社日本経営に入社し、病院・福祉施設の人事コンサルティングを行う。

2010年から同社でのマネジメントスクールを新規に立ち上げる。
次世代の組織運営とリーダーのあるべき姿を模索する中で、「学習する組織」「U理論」「NVC」「ホールシステムアプローチ」など、人と組織の覚醒と進化を促すソーシャル・テクノロジーに出会い、自社の部署運営や同スクールでの実践を繰り返しながら延べ約30,000人以上のリーダーを支援する事業に成長させる。

シニアマネジャーを経て、13年間務めた同社を退社。

2018年、株式会社ピュアテラックスを設立する。

趣味は、マラソン、ピアノ、書道、キャンプ。座右の銘は「人事を尽くして天命を待つ」

 

お問い合わせはこちら

関連記事

最新記事一覧