『Tera×スク』オープンセミナー2025 第6回 リーダーは育てられるのか? ―成人発達理論から学ぶ、“人が成長する組織”のつくり方―
セミナー趣旨
「人材育成」は多くの医療・福祉組織が抱える永遠のテーマです。
しかし、研修や面談、評価制度を整えても、「なかなかリーダーが育たない」「主体性が生まれない」という声は後を絶ちません。
その背景には、「能力開発」だけに焦点を当ててきた限界があります。
スキルや知識を教えるだけでは、人の「見えない内面の成長(発達)」は促されません。
本セミナーでは、ハーバード大学の心理学者ロバート・キーガン博士が提唱する「成人発達理論」を軸に、
人がどのように思考の枠組みを変化させ、より高いレベルのリーダーシップを発揮していくのかを解説します。
特に、医療・福祉のように人と向き合い、関係性の中で成果を生み出す職場では、
「どのように人が成長するのか」を理解することが、チームマネジメントや組織づくりの中核になります。
さらに本セミナーでは、成人発達理論をもとにしたリーダーシップ開発の考え方を紹介し、組織全体でリーダーの成長を支援する環境づくりの実践法をお伝えします。
■本セミナーで得られる視点
- 「能力開発」と「発達」の違いを理解し、人の成長を“構造的”に捉える視点
- 優秀な管理職ほど成長が止まりやすい理由と、その壁を越える方法
- ロバート・キーガン博士の「4つの発達段階モデル」の理解と実践応用
- 医療・福祉現場における“リーダーの内省と挑戦”を支えるマネジメントの在り方
■セミナー目次(構成)
1.なぜ今、「人が成長する組織」が求められるのか
・研修や制度だけでは育たないリーダーの現実
・能力主義の限界と、関係性から生まれる発達
2.「能力開発」と「発達」の違い
・スキルを“増やす”から、ものの見方を“変える”へ
・行動の背景にある「意識の構造」を理解する
3.ロバート・キーガン博士の成人発達理論
・4つの発達段階(自己中心 → 他者適応 → 自己主導 → 相互発達)
・組織における各段階の特徴とマネジメント課題
4.リーダーの発達を支援する組織マネジメントの実践
・安全と挑戦のバランスをどう設計するか
・心理的安全性・リフレクション・ピアラーニングの活用
※内容は予告なく変更する場合があります。
日時
2026年1月14日(水)15:00~16:00
受講方法
Zoomによるオンライン受講
対象者
医療・福祉業界の
経営者/理事長/施設長/事業責任者/中間管理職クラスの方々
※同業者のご参加はご遠慮させていただきます。
受講方法
オンライン(Zoom開催)
※当日は、簡単なブレイクアウトセッション(グループワーク)を予定しています。参加者1名様につき1台のパソコンでご参加されることをお勧めします。
受講料
無料
▼申し込みはこちらから▼
https://peatix.com/event/4641447/view
講師

渥美 崇史(あつみ たかし)
株式会社ピュアテラックス 代表取締役
静岡県浜松市生まれ、浜松市在住。
2003年大学卒業後、ヘルスケアに特化した経営コンサルティンググループ、株式会社日本経営に入社し、病院・福祉施設の人事コンサルティングを行う。
2010年から同社でのマネジメントスクールを新規に立ち上げる。
次世代の組織運営とリーダーのあるべき姿を模索する中で、「学習する組織」「U理論」「NVC」「ホールシステムアプローチ」など、人と組織の覚醒と進化を促すソーシャル・テクノロジーに出会い、自社の部署運営や同スクールでの実践を繰り返しながら延べ約30,000人以上のリーダーを支援する事業に成長させる。
シニアマネジャーを経て、13年間務めた同社を退社。
2018年、株式会社ピュアテラックスを設立する。
趣味は、マラソン、ピアノ、書道、キャンプ。座右の銘は「人事を尽くして天命を待つ」
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